Think a new day とは?
このプログラムでは、自分たちが望む未来を思い描き、それを他者と共有し、対話を重ねながらより望ましい未来のイメージを深めていきます。
そうしたプロセスを通じて、人々の感情が動き、新たな問いが生まれ、行動の変化を促す―― そんな“未来を変えるきっかけ”をつくることが目的です。
そのため、未来の日常をどのように可視化・具現化し、他者と分かち合いながら対話や議論を重ねていくかという実践に重点を置いています。
Think a new day のあゆみ
本プログラムは、スペキュラティブ・デザインやトランジション・デザインといった多様な未来洞察の手法に学びながら、自分達で構築してきたものです。 過去4年間で計4回、1回約9ヶ月にわたる実践を行い、東芝のデザイナーに加え、社内のエンジニアや研究者、さらに社外のデザイナーや企画担当者など、幅広いメンバーと協働してきました。その中で得た知見やフィードバックをもとに継続的にブラッシュアップを重ね、実践知の詰まったプログラムへと進化させてきました。
なぜいま未来洞察が必要なのか?
変化のスピードが加速する現代において、エネルギー問題や気候変動など、私たちが直面している社会課題はますます複雑で扱いづらいものになっています。もはや誰もが納得できるような明快な解決策や、目指すべき未来像を簡単に描くことはできません。そこに広がっているのは、多様な可能性と不確実性に満ちた未来です。そもそも私たちは、どんな未来を目指すべきなのか ―― その問い自体が、いまや不透明になっているのです。 未来は複雑で可能性に満ちていて誰にも正解はわかりません。であれば、未来を 「不安におびえながら待つ」 のではなく、むしろその可能性をチャンスと考えて、いろんな変化に対応できるように、視野を広げて物事を捉えられるようにしたいと考えています。
みんなで思い描く
そのためには、今ある現実の延長線上だけではなく、多様な未来の可能性を自由に思い描き、それをさまざまな立場の人と共有し、対話や議論を重ねることが大切だと考えています。そうしたプロセスの中から、新たな問いや視点が生まれ、それぞれの人が「自分にとってのありたい未来」を模索し続ける。その積み重ねこそが、未来を創り出す原動力になると、私たちは信じています。
なぜ様々な未来の「可能性」を思い描く?
私たちが現実の社会を変えていくためには、まず「現実とは異なる社会の姿を想像できること」が欠かせないと考えています。想像力は、私たちが思っている以上に大きな力を持っており、社会変革の原動力になりうる ── そのことは多くの文献でも指摘されています。もちろん、想像しただけで未来が実現するわけではありません。それでも『Think a new day』では、「どんな未来を望むのか」を想像することを出発点として重視しています。
どんな未来を思い描く?
「現実とは異なる未来」といっても、そのかたちはさまざまです。現実に起こりそうな未来もあれば、現時点では物理的に実現不可能に思えるような未来もあります。また、誰もがすぐに賛同したくなるユートピア的な未来もあれば、鋭い批評性を持ち、刺激的ではあるものの「こうはなりたくない」と感じさせるような未来もあります。『Think a new day』では、単なる理想論や社会批評としての未来ではなく、たとえ批評的な要素を含んでいても、未来を描いた自分たち自身が「こうありたい」と思える未来像を目指しています。
これまでのThink a new day
Think a new day 1(2022年)、2(2023年)、3(2024年)で紡がれた28の未来シナリオはCyber Museum(下記リンク)で御覧いただけます。 また、Think a new day 2と3については、識者とのパネルディスカッションがアーカイブ動画として公開されています。 noteでもThink a new dayの活動概要をご紹介しています。
未来洞察のアプローチ
まずは、社会全体を広く見渡しながら、自分自身の視点や関心ごとから出発して、取り組むべき問題を定義するところからスタートします。次に、その問題の背景を理解するためにリサーチを行い、歴史的な経緯や文脈を紐解いていきます。そこから得た学びをもとに、メガトレンドや未来の兆し(ウィークシグナル)を収集し、「こんな未来があるかもしれない」という多様な可能性を自由に想像していきます。そして最後に、それらの想像を踏まえたうえで、自分たちが本当に望む未来 ── 「ありたい未来」の姿を描き出すというプロセスで、未来洞察を進めていきます。
なぜ歴史をリサーチするのか?
歴史を学ぶことは、現在の「モノの見方」に新たな視点をもたらし、未来を想像する手がかりにもなります。 『Think a new day』でも、これまでの未来洞察の中で歴史リサーチを取り入れてきましたが、そこから得られた主なメリットは次の3つに整理できます。
未来の様々な可能性を想像するフレームワーク
未来洞察は、私たちが「フューチャー・レイヤリング」と呼んでいる、独自のレイヤー構造フレームワークを用いて実施しています。この手法は、その名が示す通り、スチュワート・ブランドによる「ペース・レイヤリング」に着想を得たものです。当初は原型に近いかたちでワークショップを行っていましたが、実践と改善を重ねた結果、現在のかたちへと進化しました。特徴的なのは、レイヤーを「状況・文脈」と「常識・価値観」に分け、価値観の変化や洞察を軸に過去や未来を捉える構造にしている点です。
アウトプット
『Think a new day』では「未来の日常を切り取ったシナリオ」と「未来のゴミ」をアウトプットとして制作します。 これらのアウトプットが『Thikn a new day』が大切にしている「他者と対話」の材料になります。 そのため、「シナリオ」はあえてすべてを語りきらずに余白を残すことで、見る人が自身の経験や想像力を重ねられるように作ります。 また「未来のゴミ」は未来の考古学者が持ち帰ったという設定で制作されるフィジカルなオブジェクトで、 生々しい未来の生活をリアルに感じるきっかけになります。 これらの制作は個人で行うのではなく、チームでの検討と協働で行います。
プログラムの特徴
本プログラムでは、参加者一人ひとりの興味や関心を起点に、過去と未来の文脈を行き来しながら、未来の日常像を構想します。リサーチや議論を通じて、独自の問いと未来シナリオを深めていくことが特徴です。
プログラムに参加して得られること
『Think a new day』は、未来を描くことで、「今をどう生きるか」「何に向かって進むか」の軸を持ち直すプログラムとも言えます。変化に追われるのではなく、変化の方向を自ら問い直したいビジネスパーソンにとって、価値の高い学びを提供できると思います。
スケジュール
現時点(2025年12月)でのスケジュール概要になります。 ワークショップの詳細な日程については4月に公開いたします。
参加者イメージ
本プログラムは、社内外を問わず、さまざまな分野の方が未来を構想する場です。それぞれの専門性を持ち寄り、未来の問いを立て、シナリオを描いていきます。参加いただく方のイメージを、いくつかの職種を例にご紹介します。 参加意欲のある方であれば、企業にお勤めの方、フリーランスの方、学生の方、どなたでも応募いただけます。
参加条件・参加費・募集人数
実施場所
初回のキックオフ、節目の共有会、最後のパネルディスカッションは 『東芝 共創センター Creative Circuit®』での開催になります。
それ以外のワークショップはTeamsでのオンライン開催を予定しています。
共創センター Creative Circuit®
開館時間:9:00~17:00
休館日:土曜・日曜・祝日・年末年始ほか、当社休業日
アクセス
JR東海道線・南武線・京浜東北線 川崎駅より徒歩1分
京浜急行線 京急川崎駅より徒歩5分
〒212-8585
神奈川県川崎市幸区堀川町72番地34
スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)3階

FAQ
いいえ。むしろ、デザイナー以外の方のご参加を歓迎しています。未来を考える上で、多様な視点は不可欠だと考えていますので、専門分野や職種に関わらず、幅広い方々にご参加いただけることを心から願っています。
いいえ。初回ワークショップは 「現地開催のみ」 とさせていただきます。過去の実施経験から、初回の対面でのコミュニケーションはその後に続く深い対話と一体感醸成のために必要だと考えていますので、現地開催にご協力お願いいたします。
いいえ。アウトプットはチームで協力して制作していただきます。アイデア出しからシナリオの作成・ブラッシュアップ、ビジュアルの制作まで、メンバーそれぞれの得意分野を活かしながら役割分担し、チーム全体でアウトプットをつくり上げていきます。
やむを得ず欠席された場合は、次回のワークショップまでに録画をご確認いただき、もし宿題があれば対応したうえでご参加いただけるようお願いいたします。
原則お受けできません。プログラムのほぼ全てがチームメンバーとの対話で進行しますので欠員は他の参加者にも影響が及びます。やむを得ない事情で途中でやめられる場合には交替される方への引継ぎをお願いいたします。
お申込み方法
参加を希望される方は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。こちらはプログラムの参加をお約束するものではありません。メール記載内容、または簡単な面談を実施させていただいた上で後日参加の可否をご連絡します。
注意事項
オンラインホワイトボード Miro を使用します
ワークショップは、すべてオンラインホワイトボードMiroを活用して行います。
もし、Miroを活用した経験がない方は、プログラム参加の前に、アカウントの作成と操作方法の練習をお願いいたします。
Miroのアカウント作成:https://help.miro.com/hc/ja/categories/360001415214-はじめに
Miroの操作方法のご参考:https://miro.com/ja/blog/how-to-start-miro-three-min-videos/
ご参加いただく方には、別途「参加申込書」を提出いただきます
正式にご参加いただく場合は、スムースなプログラム運営のために、
成果物等の取り扱いや社外公表などの条件に関する参加要項に同意のうえ「Think a new day 5 参加申込書」を提出していただきます。
株式会社東芝
DX・デザイン&コミュニケーション部
〒212-8585 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地34




