EXPO2025 量子暗号通信(QKD) 展示アイテム
01 「よわい だから つよい 量子暗号通信」説明パネル
量子コンピューターが普及すると、今の暗号は簡単に解かれてしまいます。私たちの大切な情報はどう守ればいいのでしょうか。
量子暗号通信は、光子(光の粒)をつかって鍵を送る技術です。盗み見された光子はつかわず、安全な光子だけで鍵をつくります。
これにより、量子コンピューターでも破られない通信が可能になります。シャボン玉のように弱い、だからこそ強い。
02 「よわい だから つよい 量子暗号通信」コンテンツ
これはヒミツの鍵 0と1のくみあわせでできているよ
これから0と1をばらばらにしてシャボン玉にいれておくるよ
とちゅうでわれちゃうかもって?
実験してみよう!実験スタート
ボタンをおしてわってみよう
たくさんわれたかな
シャボン玉といっしょに0と1もこわれちゃったね
でもヒミツのカギはとどいた これがつよさのしくみだよ
実験してくれてありがとう!つぎの人にかわってね
03 量子暗号通信 技術説明パネル
量子コンピュータ時代のセキュリティ。
遠くない未来に、量子コンピュータは現在の暗号方式を瞬時にやぶる計算能力をもつと言われています。
大切なデータを守るために注目されている技術が「量子暗号通信」です。
この通信方式は、これまでとは全くちがう「量子の性質」がつかわれています。
04 量子暗号通信 技術説明コンテンツ
長距離・ネットワークサービスをリング・メッシュ等で複数の量子暗号通信装置を組み合わせて実現。
市場・技術の進化にあわせてスケーラブルに拡張。量子暗号通信想定サービス例。匿名性の高いデータ(金融・生命(ゲノムデータ)・政府関連等)量子暗号鍵を盗聴しようとすると、受信側機器で盗聴を検出。盗聴を検出するとねとワーク上の量子暗号鍵配送を停止。迂回ルートで暗号鍵の配送を継続。盗聴がなくなったことを確認すると配送を再開します。
05 multiplicity 後藤映則
本作は、量子暗号通信における「観測が量子状態を不可逆に変化させる」という性質に着想をえています。
量子情報は、盗聴や干渉による痕跡がかならず残り、安全な通信が成立します。だれにも見られていない間は形をもたず、だれかと関わった瞬間にはじめて姿をあらわす──そんな情報や存在のありかたがそこには潜んでいます。0と1という物理的な形とその間を推移する光をつうじて、確定までの曖昧さや重なり合う複数の可能性という量子特有のふるまいに目を向けています。
3Dプリント協力|DMM.make
